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優勝旗

さまざまな優勝旗の別名

2016/06/28

優勝旗には大会ごとに違った呼び名がある

『優勝旗』というと一般的には赤色の高級な布地に刺繍が施され、豪華な金色のフリンジで縁取られたものを思い浮かべることと思います。多分に漏れず、私もそうだったりします。そしてそれは当然、間違いではありません。

ただ、これも当たり前と言えば当たり前ではありますが、行われる大会によってそのデザインは違います。

そして驚いたことにその呼び名まで、大会ごとに違ったりするのです。

ということで今回は、優勝旗のさまざまな別名について、簡単ではありますが調べてみましたので、お時間があるときにでもごゆっくりご覧いただければと思います。

大深紅旗(深紅の優勝旗)

甲子園

この名称だけを聞くと、「ん? 何?」と首を傾げる人も多いかと思います。わたしたち日本人にとっては、優勝旗の中でもテレビなどで目にしやすいもののひとつだと思います。

ヒントは、夏の風物詩、青春、熱闘、高校生、スポーツ、坊主、水島新司、あだち充、甲子園……

とここまで書けばだれでもわかるかと思いますが、この優勝旗をめぐって行われる大会と言えばそう、夏の全国高等学校野球選手権大会です。

この大深紅旗は京都の西陣織りである「綴れ織り」で製作されており、大会で優勝した高校はこれを一年間きちんと保管し、翌年の開会式で返還します。

(せっかく優勝したのに1年間で返しちゃうのはなんだかちょっと切ないような気がしましたが、代わりに少しだけデザインの違うレプリカが授与されるそうです)

紫紺旗

野球ボール

こちらも高校野球の優勝旗ですが、上のものが夏の大会用であるのに対し、こちらは春の大会用。つまり、「春の選抜高等学校野球大会」の優勝校に贈られるものです。

その名の通り、紫に近い色の色を使って制作されていることが、この名の由来となっているようです。

飛球の旗

ラグビーボール

こちらは、全国高等学校ラグビーフットボール大会の優勝旗の別名です。

高校野球に比べるとそこまでメジャーではありませんが、毎年12月末から1月にかけて開催される高校ラグビーの大会で、東大阪市花園ラグビー場を使用することから、大会の別名として「花園」と呼ばれる場合もあります。

黒獅子旗

毎年、夏に行われる社会人野球のトーナメント大会「都市対抗野球大会」にて、優勝チームに贈られるのがこちらの黒獅子旗です。

第二次世界大戦の影響で1942年、全京城(ソウル)が優勝した年以降、一時的にこの大会は中断されていたそうですが終戦の混乱期に、全京城の主力打者であった秋山光夫が命がけで日本へと持ち帰ったという、やたらに格好良い伝説があります。

ダイヤモンド旗

こちらは毎年11月前半に行われる社会人野球のトーナメント大会「社会人野球日本選手権大会」の優勝旗で、その名の通り、大きなダイヤモンドがデザインのモチーフになっています。

実はこれを書いている私自身は、あまり野球をはじめとするスポーツには詳しくありませんため、上の「都市対抗野球大会」と、この「社会人野球日本選手権大会」の違いが、開催される季節以外、よくわかっていなかったりもします(苦笑)

【余談】ペナントレース

あまりスポーツに詳しくない私でも、「ペナントレース」という言葉は何度か聞いたことがあります。

これは日本のプロ野球における、レギュラーシーズンに行われる144試合のリーグ戦を制した優勝チームに、ペナントと呼ばれる特別な三角旗が贈られる決まりがあり、これをめぐって戦うから「ペナントレース」というのだそうです。

今回のさまざまな優勝旗の別名について調べている際に初めて知りました(笑)

オリジナルデザインで優勝旗が作成できる

優勝旗のサイト

世の中にはジャンルの大小さまざまな大会がございますが、こちらの、、、

「旗・フラッグどっとこむ」

では、そんなそれぞれの大会に合わせてオリジナルデザインでの優勝旗をオーダー作成することが可能です。プリントから刺繍まで、製法や使用する生地素材をすべてお好みでお選びいただけますので、興味のある方は是非一度、ご覧いただければと思います。

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